2016山賊庵ずぼら絵日記(冬)  数日家を留守にしている間に、世の中はもう師走。
                                                 で、冬という事でこのページを開設。内容は相変わらず、ずぼら親爺の日記です。
                                                 大みそかまでどうぞお付き合いくださいませ。 H28/12/3 親爺 拝
                                                  あっと言う間に大晦日、という事で本項は本日を最終更新といたします。H28/12/31 



12/31
 本日で2016年、平成28年は終わる。
 大晦日の山里は去年とほぼ同じ状況で、このまま行けばほとんど雪に悩まされる事のない正月を迎えられそうだ。因み
に現在の積雪は20cm余り、気温も1℃だ。このままうまく行けば去年並みの小雪の冬となるのではと期待している。
 喪中の正月となる我家なので、正月飾りは一切しない。
 玄関の注連飾りはもちろん、正月飾り(鏡餅)もせず、神棚の大神宮様のお札も、新ためぬまま新年を迎える。そして
神社の鳥居をくぐることを戒められているので、初詣もしない。
 我が家の爺様は実に大らかな人で、このような習慣も殆ど意に介さぬ人だったので、親爺もさほど厳密に喪中を意識し
てはいないが、まあ、正月くらいは形を整えよう・・・。ただしお節などは爺様の伝を継ぎ、当たり前に作り、当たり前に皆で
楽しく食べる予定で、形のみ「祝い」を排除しておくだけだ。
 で、今日も張り切って朝から大量の出汁を引き、生麩を煮、田作りを炒り上げた親爺、今オカカにキューピーゴールドを
一粒もらって飲んだ・・・・・。
 大掃除は終えたが正月の飾りは一切なし。ご先祖様の遺影に爺様も加わりにこにこと笑っている。


 大晦日の山里の雪は昨年並みか・・・。今冬も小雪ならうれしい親爺である。幸い近くのスキー場は全面滑走可能なだけ
の雪は降ったそうだから、これ以上は降らずとも、たまにちらちらするだけでいい・・・。
     


12/30
 昨夜は雪が間欠的に降り、今朝までに新たに10cmほど降った。山里の現在の積雪は35cmだが、雪はもうすっかり止
んで、青空が広がり日が射して明るい雪景色の山里となっている。
 明日は大晦日、今年も間もなく終わる。
 我が家にもいろいろなことがあった今年である。
 爺様が90歳で婆様のもとへ旅立ち、親爺は今シーズン一杯で剱御前小舎から引退し・・・・・。
 来るべき年はどんなことが待っているのだろう。親爺は何とか健康を維持しつつ、子供に戻って日々を楽しもうと思って
いるし、オカカも親爺同様健康に留意しながら楽しく日々を送りたいと願っている様だ。
 さて、あと二日、娘や婿殿も来るから一寸バタバタするだろうが、これも楽しみの中、ゆっくりとバタつこう・・・。


12/29
 今日も気温があまり上がらない。昨日午前中一杯降った雪も、半日の晴れ間ではほとんど落ちず、木立や電線にまだ
へばりついている。
 いよいよ今年も今日を入れて三日。我が家も今日は三女が帰省し次女は大みそかに帰省する予定で、来春元旦には
長女夫妻も帰宅し全員が顔をそろえる事になっている。
 この若い人たちに食べさせるご馳走作りはオカカの悩みの種でまた楽しみでもあるようで、もう数日前、いや一月も前
からあれやこれやと予定を立て、ここ3日ほどは材料購入にも奮闘している。もちろん親爺の役割分担もあって、買い物
などは役に立たぬが、今日あたりからは様々な仕込みも始めねばならぬ。
 山里はこんな雪景色で、まだ生活や交通には何ら支障はない。(ドローンの写真ナなので画質が悪い)
 動画はYou-Tubeにアップしてあるので・・・・・


 居間の窓にかかった雪景色とはミスマッチなしまい忘れの風鈴・・・


12/28
 世間は今日が仕事納め、大方の皆さんは今日から正月休みとなる。
 今や仕事納めもあまり関係ない親爺だが、なんとなく世間様に歩調を合わせ来るべき年を迎えると云った改まった気分
にはなって来るこの頃だ。
 昨夜から降り出した雪はもう20cm足らずも積もり、山里は真っ白に雪化粧。寒さも厳しくなってきた。が、この雪が降り
続き大雪になる心配はなさそうで、午後からは晴れマークも出ているから、この年末年始もどうやら大雪に悩まされること
は無さそうだ。
 昨夜寝る前の戸締り時、外を見るともう真っ白になっていた。


 今朝は除雪車の音で目覚めた。山里の雪景色である。


12/27
 いよいよ今年も余すところ5日となった。
 今年は我が家では爺様が旅立ったので、まだ喪中であり、正月を迎えるにも正月飾りや、祝い事は一切せぬつもりだし
神社の行事にはこれも一切関われぬ。こういったことは古くからの習わし、しきたりなので、従順に従っておく方が良いだ
ろう・・・と云った程度の考えで、それ以上でもそれ以下でもないが、お節はどうしようかと考えた。
 で、これも朱塗りの重箱に詰めたり、祝箸を添えたりせねば、お節とは言え単なる料理であるとの結論に達し、例年通り
作ることにした。
 今朝はオカカが黒豆を煮始めたし、親爺もこの後、煮物や雑煮用の出汁を大鍋一杯に引く予定で、明日からはもっと忙
しく、親爺の役割分担分だけでも、鴨ロース、焼豚、生麩、タコの柔らか煮などがあるし、帰省してくる娘達や婿殿むけのビ
ーフシチューなどなど、結構手のかかる料理も作らねばならぬ・・・。
 まあ大凡例年通りの年末。向こうに行った爺様も婆様と一緒に、相変わらずの我が家を眺め安心しているだろう。


 一応除雪スコップは出してあるが、雪はまだ全くない我が家の庭。こんな冬なら楽なのだが・・・。
 


12/26
 今朝もぼんやりした曇り空だが、雪も雨も降ってはいない。山里には積雪もない・・・。
 一昨年から2,3年分の同日の写真を探し出してみた。
 去年は今年と同じような天気周りで雪はほとんどなかったが、それ以前はかなりの雪に悩まされた年だったと覚えている。
 で、写真を並べてみるとこんな具合だ。
 先ず今日・・・・・。


 一昨年の今日・・・。


 一昨々年の今日・・・。


で、その前の今日・・・・・・
 


12/25
 山里は雪のないクリスマスの朝を迎えた。親爺にはうれしい小雪の冬の予感で、年末年始もこの調子で雪が少なけれ
ば嬉しいのだが、雪待のスキー場などは困っているだろう・・・。
 雪はいくら少ないとはいえ、これから冬に向かうこの時期に、隣県糸魚川の大火は本当に気の毒だ。
 わずかな不注意がこんな大災害につながる・・・。折からの強風にあおられたことも災いを大きくしたのだが、風が強い
から火の元を注意せねばと云う気配りが足りなかったのだろう・・・などとは消防署か警察のいう事か・・・とにかく被災され
た皆さんに心よりお見舞い申し上げ、親爺自らもうっかりガスを消し忘れたりせぬよう心掛けねばならない。
 山里の今朝こんな感じ。ちっともクリスマスと云う気がしない。

 
 雪で真っ白なのもいやだが、クリスマスの朝は別だ・・・。せめて室内の細やかなクリスマスデコレーションでも眺めて・・・。
 


12/24
 師走ももう24日で、クリスマスイブだ。昨夜は寝しなに雪が降っていたので今朝は真っ白かkと思っていたが、全く雪
は積もっておらず、今年もホワイトクリスマスはなさそうだ。
 昨日名取市のFさんが、ご主人の栽培されたという野菜をたくさん送ってくださった。ご主人が近所の農家の畑を借り
て、そこの90歳になるお婆さんの指導の下栽培された野菜だそうで、いずれも見事なものばかり。
 早速Fさんにお礼の電話をした。
 大きな宅急便の箱一杯に野菜がぎっしり詰まっていた。感謝、感謝。


 Fさんの達筆で認められたお便りも嬉しい。オカカが早速野菜の仕分け。大半は越冬野菜としてしっかり保存した。
 


12/23
 今日は天皇誕生日、金曜日の祝日で世の中は3連休。
 折角の3連休ではあるが年末の事でもあるし、天気もあまりよくはないので、山里は静かなものだ。この年末連休に
限り殆どの人たちも行楽に出向くことはないだろう。
 一昨日の晴天、昨日の熱風?(実際は生ぬるい嵐位のものだが)で、山里の雪はすっかり解け切ってしまった。今の
時期としては非常に暖かい山里だ。
 今朝から雨が降ったり止んだり。夕刻からは霙になるとの事だが、まだちっとも冷え込んで来ず、居間の床暖房は切
ったママの我が家である。


 白いドローンは高く上げると視認し辛いような気がして、プラカラーで黄色く塗ってみた・・・。果たしてその効果や如何に?
       


12/22
 今更驚くことでもないが、ここ2~30年の間に身の回りのものがいかに格段の進歩をしたのかを改めて眺めまわして見
ると、やっぱり驚かざるを得ない・・・。
 身近なところではまずテレビがある。液晶画面による薄型化、デジタル放送による画質の高品質化、今や映りが悪くゴー
ストの出るテレビなど見たくともない。
 またPCやモバイルポーンなどによる通信は、文字、音声、画像、映像による通信が個人レベルで世界中に好きな時間に
誰とでも出来るというレベルになっているし、買い物でも今やネット販売が主流になりつつあり、居ながらにしてありとあらゆ
るものが取り寄せできる・・・
 で、これがわが趣味の世界である「ラジコン飛行機」と云う分野でも顕著であり、その最たるものはドローンであろう。
 10年ひと昔で4昔ほど前、初めて手にしたラジコングライダーが、ショックコードで上昇し、どうにか第一旋回を終え、手元
に向かって滑空してきた感動は今も忘れえぬ。これが親爺のラジコン空もの模型の嚆矢である。それから何機の飛行機ヘ
リコプターを作成、飛行、大破させたことだろう・・・。そんな中で特にヘリコプターは難しかった。
 が、今やドローンはGPS機能を持ち、機体を自動制御し、ヘリの操縦で一番基本で一番難しいホバリングなどボタンワン
プッシュで決まってしまう・・・。更にオートリターン機能や、カメラ撮影、ビデオ撮影の機能もあり、とにかくほとんど練習せず
に飛ばせるという代物・・・。まあ、運動能力や判断能力も衰え気味の親爺なので、こんな機能がふんだんにある空もの玩具
は大歓迎ではある。
 高度を下げ近寄ってきた機体を、手を伸ばしとらえる。こんな夢のようなことが親爺でも出来る・・・・・・。
 この動画をYoutubeにアップしておいた。


12/21
 10:10開始の映画「海賊と呼ばれた男」を観て、ただ今帰宅したばかりだが、久々に良い映画を見た気がする。チケット
を送ってくれたY君に感謝。
 家から最寄りの映画館までは、車で約45分。今日は素晴らしい晴天なので立山連峰も良く見え気持ちが良いドライブを
楽しんで映画館へ着いた。地方の平日の映画館はユッタリと観られる。パチンコ屋と隣接した映画館なので駐車場も広々。
 ポップコーンとアイスコーヒーを買って着席。入りは20パーセント足らずだろうか、全部我々夫婦と同年代或いは先輩方
ばかり。
 映画はとても良かったとだけ申し上げておこう。劇場まで足を運んでみる価値は十分にあると思われる。
 Y君が送ってくれたチケット。おかげで出不精な親爺もたっぷり楽しめた。本当有難うY君。タンカーの進水式シーンで、主
人公に舫い綱カットの斧を手渡した方が、社長さんだね。ハッキリわかったよ。


12/20
 オカカ外出中で、親爺は朝から台所をごそごそはい回っていた。ゴキブリ亭主であるが、この言葉も何やら死語のような
昨今である。”男子厨房に入るべからず”等と云われていた頃の、台所仕事をいとわぬ男性に対する蔑みの言葉がゴキブ
リ亭主な訳だから、まあ、こんな言葉は死語になっても何ら差し支えない。
 が、そこへ東邦航空の小松さんが年末のご挨拶にお見えになった。一寸お上がり頂いたがこんな時オカカ不在は都合が
悪い。お茶でもと思ったが、「いやいやお構いなく。」と小松さんに制止される。で、お茶も出さずに世間話をしておわり・・・。
 掛け値なしの愛想なしである。いやいや小松さんには遠路お越しいただいたのに、失礼してしまった。ゴキブリ亭主ではあ
っても、主婦の座は遠い・・・。
 今日は曇天で暖かい日だが、昨日は素晴らしい晴天だった。親爺は浮かれて3℃もドローンを飛ばしに外出した。
 で、たまたま遊びに来た森爺さんを引っ張り出してまたドローン飛ばし。その森さんが撮った1枚・・・。


 で、親爺がゴキブリ亭主をしてオカカ留守の台所で、今朝から頑張って何をやっていたかと云うと・・・
 先ずはオイルサーディンを煮て、その後はミンスミートパイの中身を作り、パイ生地に包み、あとは焼くばかりにしておいたのだ・・・。
 実に西洋料理ばかりであるが、体力がなくこれだけの作業をすると、草臥れてしまい直ぐに椅子に腰かけて、一服してしまう。
 立ち仕事が大変だという事がよく分かった。
 まあそれでも、未だこれだけのことが出来れば、上等のゴキブリ亭主であろう・・・・・・・。
 


12/19
 暖かく良い天気の朝だ。この分ならこの年末年始も雪はさほど酷くはあるまい。
 天気は良いが、我が家の庭のドローン発着場はいまだに雪にふさがれ、頭上の屋根よりの落雪が繁く、非常に危険な
状態なのでまだ閉鎖中だ・・・・・。
 もう2日間家に閉じこもっているので、今日は外出して手足を伸ばしてこなければ、老年ニートになりそうだ・・・。まあ、
来客が多いので引きこもりとは言えぬだろうが。


 来客と云えば、一昨日は笹倉ガイドが丁寧なあいさつに来られたし、そのあとはモリヤ親方が来ていったのだが、オカカ
が大量に買い込んだ団子をストーブで焼いて、醤油だんごにして大サービス?意外とこれが人気で、笹倉ガイドは3本、
モリヤは2本食べ、2本お持ち帰り、昨日訪ねてきたタケちゃんも3本食べて行ってくれた。
 我が家のストーブは大活躍で、親爺の昼飯用のホットサンドも、焦がしてしまったがこれで焼く・・・・・。
 だから我が家の居間はその時々で、いろんな焼き物や煮物のにおいが漂い、にぎやかである・・・。
 


12/18
 何やら生暖かい朝で、天気予報の通り気温が上がっている様だ。週間予報を見ても気温は高い日が多くクリスマスは
どうやらホワイトクリスマスにはほど遠い様だ。
 親爺は内心しめしめ今年も小雪なら良いと思っているが、スキー場の関係者や、冬季の除雪に携わっている人も身近
に居るからあまり大っぴらには喜べずに居る。
 今朝二階の窓から見えた鍬崎山も、まだまだ黒い山肌が目立つ。


 その下部に見えるスキー場のゲレンデも、最上部は滑れそうではあるがまだ一部滑走可能状態で、全面滑走可能には
遠い。


 オカカが、ネットショップで見つけた冷凍団子を大量に買い込んだら、冷凍庫がいっぱい状態になってしまって、心平宅の
ジビエ用冷凍庫に一部保管を依頼した。保管料は串団子30本だそうな・・・。ストーブで焼いて熱々を食うと醤油が香ばしく
とても美味いが、ついつい食いすぎて飯が食えなくなる。間食にはせいぜい1本が適量・・・・・。
 


12/17
 昨日に引き続き、1979年の初ヒマラヤの8mmフィルムをデジタル化している。大きなリールで2巻、大凡70分ほどの
フィルムで、前編40分はすでに終わって、後編30分を今やっている。たぶん今夕くらいまで作業は続くだろう・・・。
 まあ、こんな天気の続く冬場に、ぼつぼつと気長にやるには最適の仕事だろう。何だか職人さんになったような気分で
デジタルコンバーターのそばに張り付いて、カシャトンカシャトンと云う単調な機械音を聞きながらモニター画面を眺めてい
る。
 ユキこそ降っていないが、こんな鬱陶しい鉛色の朝だ。


12/16
 寒い朝だ。外は20数センチの雪にすっぽり覆われた。いかにも見慣れた冬景色、師走半ばの山里である。


 昨日ほぼ一日がかりで、1979年の初めてのネパールヒマラヤ行の8㎜フィルムをデジタル化した。前後編に大きな
リールで2本あるうちの前編のみで1日かかった。後編は今日か明日か、又やるつもり。
 購入した「8㎜フィルムデジタルコンバーター」は、実に良い機器ではあるが、大きなリールが架からないと云うウイーク
ポイントがある。だからせっかく編集済みのフィルムの場合、これをばらさねばならない。バラスにしても最小にしたいもの。
 で、親爺は古い映写機を引っ張り出し、このリール部分を使用し、一回のバラシだけで済ませた。
 以下の写真を御覧じろ。
 それにしても8㎜フィルムは手間がかかる、と云うより、映画フィルムと云うものが実に手がかかるという事を再認識した。
 それ故、昔の8㎜ムービー時代の映像の貴重さと云うものは今の比ではない・・・。
      


12/15
 昨夜は雪がちらちら降っていたらしく、山里の今朝は雪景色だ。予報では今日も明日も明後日も雪マークが並んでいる
が、9:00ちょっと前現在、青空も少し見え、明るい朝陽が居間にも射し込んでくる。が今朝は寒い。
 今日の気温は3℃程までしか上がらぬらしく、降雪こそさほどなさそうだが寒い一日になりそうだ。こんな日はあまり外出
したくないが、そろそろ買い置きの食料が心細くなって来たので、この後オカカと二人街まで買い物に出かける予定。道路
はまださほど心配する状態ではないが、高齢者の事故が多いらしいから気を付けよう。
 帰宅した後はいよいよ、1979年のネパールヒマラヤの8㎜フィルムのデジタル化に着手しようと思っている・・・・・。


12/14
 今朝も冷たい雨が降っている。真っ白に雪に覆われていた我が家の庭もほとんど雪が融けて、ドローン発着場復旧だが
この雨ではとても飛行は出来ぬ。
 さっきまでマー君が山小屋関係の話で来ていて、今帰ったところだが、外を見ると雨が霙に変わってきた。これから2,3日
は天気が悪く、霙や雪だというから折角復旧したドローン発着場もまた閉鎖に追い込まれるかも知れぬ。
 さほど寒いとも感じぬが、暖房の入った居間の室温は17℃、外気温は2℃足らずとかなり低い。


 恐らく明日辺りにはまたこんな庭に戻るかもしれない。赤穂浪士討ち入りも雪が無いと様にならぬ・・・・・。
 


12/13
 古い8㎜フィルムのデジタル化が、ボチボチとだが進んでいる。
 一番古いフィルムは昭和46年のもので、東京の本駒込3丁目のアパートでの一コマから始まるが、当時のシングル8
フィルムは学生には高額で、1本が確か1,000円程度はした。更に現像代がやはり1,000円前後かかり、大凡2,000円余り
で僅か3分程度にしかならぬ自作映像フィルムが手に入るのだが、今度はそれを再生する映写機が必要で、この時代の
動画と云うものは、それはそれは貴重なものだったような気がする。
 で、ほぼ半世紀の時を経て、総天然色(やや色あせ気味だが)の映像が、我が「8㎜フィルムデジタルコンバータ」によ
って最新のデジタル映像となって蘇るのだ。
 まあ、元が8㎜フィルムなので、それなりのものではあっても、往時を偲ぶには十分な映像が扱いやすい、現在の機器で
手軽に見られる映像となって戻って来るのだから、これは素晴らしい事だ。
 が、3分の映像を電子データー化するために要する時間は35分・・・・・。余程腰を据えてやらねばできぬ仕事だ。しかも
その返還作業中には、変換機器の傍に付いていなくてはならない。フィルム自体が劣化している場合にはコマ送りで引っ
かかったり、フレームがずれる恐れがあるからだ。
 つまり、この機械は使用する側に、「十分時間のある方限定」と云う条件を付す機械であり、考えてみると8㎜フィルムを
持っている様な年代の人々と云うのは、まあ押しなべて団塊の世代以上の、現在は有り余る自由時間を持っている人々
であり、其の人々の為に作られた機会なのである・・・。
 さて、団塊の世代のしっぽに届くか届かぬかの親爺だが、時間があるのは負けぬ。せいぜい頑張って往年の映像を現
代に蘇らせよう・・・。まあ、ほとんどがプライベートな家族フィルムではあるが・・・。
 山里は小雨模様。生暖かく雪がどんどん融けている。

 


12/12
 積雪が15cm程になって、山里はいよいよ雪景色が本格化してきた。
 今朝は良い天気で、大日も新雪を纏い、青空を背に朝日を浴びて輝いている。恐らく今冬初めて見る光り輝く雪景色
だろう。今や雪は大嫌いだが、この朝日に輝く新雪と青空の弾けるような情景には、縮こまりがちな寒い冬にあってとて
も躍動的な一コマとして、格別な印象を受ける親爺だ。
 体は正直。いかに躍動的なインパクトを受けようとも縮こまったままである。いやいや寒さが応える年になったという事
だろう・・・。なんだか寂しくもある。
 ”新雪に朝陽弾けて凍みわたり”


12/11
 昨日はヨータローの4歳の誕生日だったので、アマゾンで小さなラジコンの走る飛行機を送っておいたら、それが届い
たので「ありがとう。」を言いに我が家へ訪ねて来た。
 保育園児になってからは中々家に遊びに来る機会も減ったヨータローだが、来ればたちまち我が家と一緒、ジジババ
と一生懸命遊びまわる。
 昨日のお供は父ちゃんの心平、このお供の方が教育上の規制をかけるので、ヨータローはなかなか何時ものように
いかない・・・。
 

    4歳と云う年相応にしっかりしてきたヨータロー。父ちゃんは優しいけど教育熱心で、一寸小うるさい・・・。
                    

 今朝の山里はこんな景色。毎日毎日同じような雪景色は、もう飽きたぞ~。冬の神様、今シーズンも昨シーズンと同じ
手抜きで頼むぞ。雪はもうそんなに欲しくないから、30cm以上は積もらぬようお手柔らかに頼みますよ・・・。


 夕刻、兵庫県の山田さんがまた牡蠣をたくさん送って下さった。これは美味いのだ。親爺もオカカも大喜び・・・
 続きは山賊庵の食卓を御覧じろ・・・・・。
     


12/10
 今朝はやや本格的な雪降り。その割に寒さは厳しくはない。現在の積雪は2~3cm。
 師走半ばの山里の景色とすればさほど珍しくもない。珍しくもないがこの薄暗い景色がしばらく続くかと思うと、やはり
気が滅入ってくる。
 オカカは土曜日のポイント5倍デーの町場のスーパーへ買い物に行くと元気だが、親爺はもう外へ出る気が無い。


 最近面白い機械を手に入れた。「8㎜フィルムデジタルコンバーター」と云う商品で、昔の8㎜フィルムをデジタル化する
と云う、その商品名そのままの機械である。
 親爺は昭和46年の大学生時代から、乏しい小遣いやバイト代をつぎ込んで、8mmムービーの撮影を趣味の一つとし
て居たので、そのころのフィルムが50本余り残っていて、今は亡き父母や、祖母の姿もそこには収まっており、また昭和
54年に初めて入った、憧れのネパールヒマラヤ行の記録もそこに収まっている。
 で、幾度かこれのデジタル化にトライしてみたが、とても満足のゆくものは出来なかった。処が最近この機械の存在を知り
いろいろ調べてみたところ、この機械は8㎜フィルムの一コマ一コマをJpeg画像として取り込み、これをデジタル動画Mpeg4
としてSDカードに保存する仕組みだという。これは素晴らしい。もしこのカタログ通りならばかなり高画質のデジタル動画が
出来るだろう。で、親爺にしては大枚の4万5千円をはたき、これを購入したのだ。
 で、昨日から約3本をデジタル化に成功。その仕上がりは想像以上、カタログ通りのものだった。
 取り扱いも簡単だし、いやいや理屈なものだ・・・・・。最近プロの業者がこれを手掛けているが1本のシングル8で約3分
なのだが、おおよそ千四五百円かかり、これに送料などもかかることを計算すると、三〇本以上の8㎜フィルムを持ってい
ればこっちが得で、恐らくクオリティーに於いてもひけは取らぬだろう・・・。まぁ、自分で作業する手間暇を考慮すればどっち
とも言いかねるが、この一連の作業が、過去のわずかな映像を蘇らせ、過去の人たちが生きた時間をつかの間のみでは
あるが、再現する作業であると考えれば、これがまた楽しくなるのだ・・・。
       


12/9
 昨日は午前中に心平が来て話込んで行った。心平自身が来シーズンから経営する予定の真砂沢ロッジの事々が
楽しみでもあり、不安でもありと云った処だろう。
 午後遅くなってドローンを飛ばしに村はずれに行ったら、真っ白な立山が早い夕日に燃え奇麗だった。これは撮影
できるかなと、早速ドローンを飛ばし、手元の操縦器ディスプレーで映像を確認するも、ちゃちな小型カメラでは奇麗
な立山連峰は露出オーバーで撮れない。
 何とかと高度を上げていくうちに、90mほどのところで機体を見失ってしまった・・・。
 手元のディスプレーを見るために機体から目を離したら、近眼の親爺には機体が視認できなくなり、そのままどう探
しても見つからず、RTHスイッチで自動帰還させた・・・が、GPSの誤差もかなり大きく、普通は2~30m辺りまで下りて
来たら手動スイッチに切り替え手元におろすのだが、ディスプレーで表示される画面と高度を頼りに機体を探すもつい
に発見に至らず・・・・・後で考えてみれば30mほどの高度で、手動に切り替えることを忘れている・・・。で、結局機体は
視認できぬまま、どこかの草むらの中に不時着、捜索すること10分余り、古いお墓のわきで発見した。
 ほとんど被害はない様で、バッテリーを入れ替え再フライト。飛行に異常はなかった・・・が、帰宅して機体を見るとペラ
2本の先端がわずかに破損していたのでこれを交換、ついでに、ペラ軸受けのベアリングを日本製のものに交換。
 結局23時までかかって機体を整備する羽目になった。
 ペラ先端がわずかに折損。


 ペラを取り換え・・・                         ついでに軸受けのベアリングも全て取り換えた。
 

 で、23:00過ぎに完全整備が終了、快調なコンディションを取り戻した。あとは操縦の腕だなぁ・・・・・・・、
      


12/8
 今朝も屋根に新たな雪が積もっていた。昨日の初雪は日中の陽射しで全部溶けてしまっていたから、新たな積雪だ。
そういえば昨夜も寝しなにストーブが消えると、夜具から腕を出して本を読んでいると寒くなった。冷え込んでいたのだ。
 まあ、今朝のこの景色は未だ、本当の我が山里の冬景色には遠い。遠いが寒さは厳しくて、親爺などもう外に出る気が
失せてしまった。
 最近力の入っているドローン飛ばしも、昨日の午後、村はずれの”志鷹の宮”前の駐車場で飛ばしたが、とにかく寒くて
閉口した。もう防寒装備を完全にしなくては戸外での遊びも辛い時期になった。まあ、親爺もそれだけジジイになってしま
ったのだろうし・・・・・。


 昨朝よりも雪化粧が一寸濃くなった今朝。我が家の庭(ドローン発着所)も真っ白。
 


12/7
 初雪の朝だ。屋根は真っ白、庭にも隅の方に積雪が見える。が、朝日が照り青空が広がる朝。
 師走7日の初雪なら早くもなく遅くもないと思うが、この雪景色をドローンで撮ってやろうと寒い戸外に出て一飛ばし。
ソコソコの絵が撮れて、一寸喜んでいるが、画質はまあトイドローンのカメラだから・・・・・。
 これはふつーのデジタルカメラの今朝の雪景色・・・で、・・・


 これがドローンを上げて取った初雪の今朝の山里・・・動画だとソコソコみられるのだけど、写真にすると・・・。


 今朝の初雪を予感させるように昨夜は冷えた。で、オカカが思い出したように、細やかなクリスマスデコレーション。
 


12/6
 今日は心平が朝やってきた。来シーズンから真砂沢ロッジの経営をすることになった心平だが、何分山小屋親爺業は
初めての事、今迄の支配人、従業員と云う立場とは違ってくる。
 で、山小屋親爺で飯を食ってきたこのずぼら親爺が、いろいろと山小屋経営のノウハウを心平に伝授しているのかと
いうとそうでは無い。山小屋経営の秘訣など元より何もないのだ。
 が、決まりきった手続きやら、ネットを使った予約の受け方やら、情報発信の仕方やらと、ずぼら親爺がそのずぼら故
他に先駆けてやって来た事もそれなりにあるので、まあ、そのあたりでも手伝おうかと、先ずは真砂沢ロッジのHPの立ち
上げ等から始めることにした。
 外は雨。しかも結構寒く、霙交じりになったりしている。
 我が家の庭も、今はドローン発着場だが、これではドローン飛ばしは出来ない・・・・・。


 親爺の飛ばしているのはHabusanH502Sと云う機体。すごく人気のある機体で、その改良工夫などがユーチューブを中心に
次々と提案されている。メカオンチである親爺だが、こういう事には目ざとく、いいか悪いかどうしてか等と考える前にとにかく
何でもトライする。で、今度は機体へのアルミ張り・・・電磁波の流れがどうたらこうたらで、空力特性が改善され飛行が安定し
更に撮影動画まで鮮明になるのだとか・・・・・。で、昨夜ペタペタとアルミテープを機体に張って見たわけで、その成果が如何
かはまだ飛ばせぬので良く分からない。この次はプロペラ軸受けのベアリングを交換する予定であるが、このベアリングは結
構高いものであることを初めて知った。因みに4か所8個のベアリングで送料を入れると2000円程になる・・・・・。
 アルミテープで機体が5g程重くなったかもしれない。
 

 


12/5
 オカカと二人銀行やら食料の買い出しやらと、町まで出かけた。山里の村から最も近い、町らしい町は、立山町役場の
ある五百石。ここで云う町らしい町とは、日常の買い物ができるスーパーマーケットやお金の出し入れができる銀行も在
る程度の町で、10年ほども前なら、上滝と云う旧大山町役場所在地が五百石よりも近かったが、過疎化の波にスーパー
が消失して、今は車で大凡20分ばかりの五百石が最も近い町になっている。
 親爺は高校生の3年間はこの五百石にある県立高校に通っていたから、馴染のある町だが、この町もずいぶん寂れた。
 20年程前までは、大きなユニーや、なんとかかんとか云う大型スーパーも幾つかあり、商店街もそこそこ専門店が建ち
並んでそれなりの商売をしていたようだったのだが・・・昔は2店あった書店も消え、商店街は元商店街でシャッター街どこ
ろかゴーストタウンの様相、唯一町はずれで、スーパー1店のみが気炎を上げている・・・。
 地方の小さな自治体の役所所在地などと云った処で、今やどこもここも大同小異。少子高齢化で黄昏行く日本そのもの。
 剱岳北方稜線の更に北、赤谷、猫又、毛勝の山並みにも雪が来た。


 剱も山すそしか見えていないが、随分下まで雪が下りてきて、山里から見えていた大日もガスに覆われそう。
 


12/4
 一昨日の夜帰宅して、今朝はもうほとんど日常を取り戻した。
 台湾旅行中は良く歩き回った。普段が普段だから親爺はすぐ疲れる・・・。何時もの事だが旅に出ると「疲れた。」の連呼
をする親爺だ。オカカは親爺を労わってくれるが、オカカも疲れは隠せない・・・。
 旅にしろほかの遊びにしろ、体力がないと楽しめない。それは重々わかっているのだが、普段のトレーニングなど中々
出来ない。せいぜい自転車マシーンを数分、息を切らしてハイ終わりと云った処・・・・・。
 まあ、それでも好きな模型や、ドローン飛ばしには未だ疲れをものともせぬ親爺ではある。


 昨日も晴天につられ村はずれでドローンを飛ばした。高度約80mから望む常願寺川、立山大橋と立山連峰。
     


12/3
 昨日の夜、台湾から帰った。ANA カードで剱御前小舎の燃料の仕入れなどをしていたので、結構マイルが貯まり、
それが12月で期限切れになるので、せっかくだからどこかに行こうというのが事の発端・・・。
 年も押し詰まって、時間的なこともあるし、まあ台湾など近くて良いのではと検索して、台湾往復2名ビジネスクラスを
大奮発、7万マイで手を打った・・・。
 幸い台湾には、仲良くしている中華民国山岳協会の林先生がいるので、ガイドを依頼。親爺はともかく初めての台湾と
なるオカカに合わせて、台湾市内観光や、最近はやりの九份、十分などをた訪ねた。
 オカカが一番楽しみにしていた九份ではあいにくの雨。狭い石段の道に傘を差した観光客がひしめき、とても歩ける
ものではない。坂道途中(ここはどこもかしこも坂道)の林先生の知り合いの茶店に飛び込みようやく一息。
 ここでゆっくり茶を頂くが、林先生の見事な中国茶のお点前が見もの。「ハイ、アチャチャ」とコミカルにおいしい茶を何
杯もいただいた。茶菓子も豆落雁や、胡麻おこし、黄な粉餅と美味しい。
 坂道途中の子の茶店で、もっと天気に恵まれ、観光客も少ない日ならどんなに楽しめたことだろう・・・。
 何やら変なブームで、修学旅行の日本や韓国の高校生がやたら目についた。
 林先生は中山協の大幹部で、日本からの玉山登山隊を年間30回もガイドする。52歳独身で、「私の奥さんは山」と言
い切る素晴らしい岳人だ。


 林先生の「アチチ、アチチ」と掛け声をかけながらのお点前は最高だった。親爺もオカカもほっと一息。


 九份ならぬ十分は、古い台湾の家並が残る。ここも雨で親爺はバテバテ・・・。
     

  小さな行灯型の熱気球を上げる行事で有名な、十分の近くにある平渓駅は、昔は炭鉱で賑わったとか・・・。
     

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